近況報告その他

オーボエリード小岩工房代表の林です。

最近は色々な事情も重なり、自分のリード作りをお休みさせていただいて、高橋淳先生に委託して製作して頂いたプレミアム、ピアニッシモ、さらに高橋先生使用に調整した新プロフェッショナル、プロフェッショナルのみの販売とさせていただいております。

ここ数ヶ月は自分で吹く為のリードも高橋先生のリードを使わせてもらっています。

高橋先生のリードはとても信頼のおける安定感があるリードだと思います。
ここ1〜2年あまり出来ていなかったオーボエの練習もしっかりさせてもらう事ができています。

しかし、本日オーボエを練習していた最中、オーボエお出かけセットの中に私が自分で製作していた時の良かったリードが有るはずだと思い出して確認してみたら、プレミアムはありませんでしたが、スタンダードとフォルテが合わせて4本出てきました。

いつかの本番前に万一の予備として在庫品から引っこ抜いてそこに入れたものがそのままになっていたのです。

出てきたのは、

スタンダードx1
スタンダード軽めx1
スタンダード重めx1
フォルテ×1

計4本でした。

スタンダードの1本は、自分の作ったリードだけあって確かにとても吹きやすいリードと感じました。

これがプレミアムじゃなかったのが不思議な感じもしますが、時間が経って良くなったのか、あるいは選定時に何か高橋淳先生には判る欠点があったのかもしれません。

しかし、これこそ自分が元々作っていた、自分が吹きたいと思えるような吹きやすい感じのリードでした。

私のスタンダードやプレミアムがにかつて自分でも驚く程にご好評をいただいていたのはこのリードのこの感じが求められての事だったのかもしれないなあと思いました。

軽めの方のスタンダードはいかにも軽いリードの音になりますが、本当に軽く楽に吹けるリードです。

スタンダード重めは、今の高橋先生製作のプレミアムを重くした感じ、音も硬いです。材料が少し「しっかりしすぎ」かもしれません。これは少なくとも自分では吹きたくは無い感じです。

フォルテは吹奏楽の方に人気があったリードです。
結構重いですが反応が悪いわけでは無くて、他の多数の管に埋没しないように、楽器が手にビリビリ感じるくらい響かせてぶわーっと慣らすにはこれくらいの重さが必要なものなのでしょうか。
そのような吹き方は高橋淳先生から教わることは無いので私はしませんが。

ところで私がしばらくリード作りをお休みしていたのは、高齢の父が腰椎圧迫骨折で歩けなくなり入院した事やその他の事も重なり、お客様をあまりに長くお待たせしすぎてしまっていた事もありますが、なによりもすっかり自分の作りたいリードの感じが判らなくなってしまっていたのが原因です。

オーボエを吹き始めてまだ日も浅く、高橋先生と門下の何名かの方が推してくださっていた以外に何の実績も無い私が自分のリードを売るオンラインショップを始めるにあたり、高橋先生に全数を選定していただいて発送する事をお願いしてご了承いただき、ある意味品質については安心して販売を開始する事ができました。

当時は注文も当然少なかったので製作数も少なく、じっくり作って持って行ったリードに選定で駄目が出ることも少なかったのです。

やがてある程度ご注文を沢山いただけるようになってもまだ1年程は問題ありませんでした。

しかし、その後ご注文がいつも後追いとなり、かなりお客様をお待たせするのが常態となってしまっていたのが昨年末の頃でした。
そしてその頃から、高橋先生に持って行ったリードが全部駄目だったり数本しか売れるリードが無かったりし始めたのでした。
高橋先生からも色々こうした方が、ああした方がと選定の都度アドバイスを頂くものの、一度は改善したと思っても根本解決には至らず、迷走を続けてしまいました。

自分でリードを作るようになるまでは高橋先生のスーパーリードを買わせてもらってオーボエを吹いていて、そこからさらに自分に合った吹きやすいリードを作ろうとしていた訳で、良いリードの基準が自分の中に自然とあったのだと思います。

また、最初は純粋に自分が吹きたいリードを作っていて、それがたまたまお客様にも受け入れてもらえていたのに、いつしか高橋先生の選定で可をもらう事が目的になって自分が吹きたいリードが判らなくなってしまっていたかもしれません。

幸い今は、高橋先生がかなり精力的にリード作りに力を入れてふんだんに供給してくださっているおかげで、充電期間を頂く事ができています。

そこでまずは高橋先生製作のリードを1本でも多く売れるように、
そのために、オンラインショップのリニューアルの準備も進めています。

そして現在手狭な製作他の作業環境と、父がまた歩けなくなるような事態にも少しでも安心な状況にするために、現在の自宅が売却出来次第、弟一家の済む松戸市の方に父と一緒に引っ越す予定です。

(松戸に行っても「松戸工房」ではなく「小岩工房」のままです)

奇しくも本日は高橋先生からも「自分のリード作りも再開したらどうか」とお声をいただいた今日、偶然かどうかは判りませんが前の自作リードが出てきたことで少しだけ自分の吹きたいリードの感じが思い出せた気がしますので、これを機にリード作りも再開してみようと思います。

材料はストックが十分ありますし、時間ならあります。
(お察しの事かと思いますが、自宅が首尾良く売却できない限り、金銭的にはかなり行き詰まってしまっています)

自分で納得できるリードができる様になってきましたら、今度は高橋先生の選定には頼るのではなく、あくまで自分の責任で選定したリードの販売を開始しようと思います。

ところで、今日見つけたスタンダード2本(重めの1本は除く)は自分で使おうかとも思いましたが、私のリードをお待ち頂いているお客様がいらっしゃるのでしたら、その方に使っていただこうかと思い、フォルテ1本と一緒にオークションに出してみる事にしました。

元々高橋先生がスタンダードと判定したもので、それほど良いものかどうかは判りませんが、即決金額は設定せず1000円からのオークションで出品させてもらおうと思います。

このオークション開催のご案内は直接的には本ブログへの投稿でのみとさせていただきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。